| 2002年08月09日 |
| 産総研の5万データでSTジャパンが大型スペクトルライブラリー |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:なし |
エス・ティ・ジャパン(STジャパン 03-3666-2561)は独立法人・産業技術総合研究所からデータベースの使用権をえて、FT-IR(フリーエ変換赤外分光光度計)を中心とした大型スペクトルライブラリーを完成したため、このほど販売を開始した。 同社は各種分析機器の輸入を行ってきたが、国産技術の商品化は初めて。同ライブラリーは産総研が約30年にわたってつくりあげたもので「SDBS」(スペクタル・データベース・システム)の名称で知られ、約5万件のFT-IRデータがCD-ROMに収録されている。 SDBSは産総研が独立法人となって収支を維持するねらいで、サブライセンスすることになったもので、STジャパンが第1号。同社ではこれまで開発してきたFT-IR・ATRライブラリー(約1万件)と組み合わせることにより、高度のデータベース機能が発揮できるとしている。 STジャパンでは当面、1台当たり10万〜200万円の価格で年間1,000台ていど販売する予定。化学、製薬メーカーのほか、警察、大学、さらに海外大手のパーキンエルマー社などにも売り込みたいとしている。 発売された新ライブラリーは(1)1回反射ATRとFT-IRで測定された「アイケムATRライブラリー」(2)ラマン標準スペクトルの「SDBS-アイケム・ラマン・ライブラリー」(3)産総研の5万件の高品質データベースがデジタルライブラリーとして編集された「SDBS・FT-IR・スタンダード・ライブラリー」の3種。 (3)はオリジナルデータが世界最高の分解能(0.25cm-1=カイザー)で測定される。STジャパンではこれらのライブラリーを9月4日から3日間、幕張プリンスホテルで開催される2002分析展に出展する。 |