2002年08月20日
ナフサの国際スポット相場が各地でジリ高
原油の反発に連動、極東向けは240ドル超え
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、石油化学原料ナフサの国際スポット相場が先週1週間の間に各地で再び上昇してきた。
 
 日本の石油化学企業や商社などが先週1週間の間に国際トレーダーなどにオファーするなり契約するなりした価格(C&Fジャパン価格)の平均はトン当たり240ドル強で、前々週の平均を8ドル強上回っている。韓国向けも同じレベルとなっている。C&Fジャパンが240ドル台となったのはほぼ2ヵ月ぶりのこと。
 同時期の北西欧のCIF価格もジリ高傾向をたどり、先週の平均は232ドルがらみとなっている。先々週より約3ドル上がって、3週間前の水準に戻っている。
 
 このようにナフサの2大消費地域向け価格が再びジリ高に転じてきた最大の要因は、原油のスポット相場が各地で反発してきたことにあると見られる。米WTIも北海ブレントものも、中東ドバイものも、先々週の小反落から軒並み反発している。最も上昇幅が大きいのはWTIで、一週間で1バレル当たり1.6〜1.8ドル上がって28.5ドルになっている。ブレントは1.5ドルアップの26.7ドル、ドバイは0.8ドル高の25ドル弱となっている。
 中東情勢の先行きに対して市場に不安感が少しずつ広がってきている証明ではないかと分析する向きが商社筋に多い。