2002年09月02日
“その他プラ”の再利用、コークス炉原料化が一段と拡大
7月は全体の45.3%を占めてダントツに
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 容器包装リサイクル法に基づいて分別回収されているプラスチック製容器包装(いわゆる“その他プラ”)の再商品化(再利用=リサイクル)数量は、今年度に入っても引き続き前年を大きく上回る伸びを遂げているが、そうした中で注目されるのは、コークス炉による化学原料化の比率が一段と高まっている点だ。
 
 「コークス炉化学原料化」は、市町村によって分別収集された“その他プラ”を最高1200度Cで高温乾留して炭化水素油やコークス炉ガス、コークス--の3つの安定物質に熱分解するというシステム。新日鉄が開発し、名古屋、君津、八幡、室蘭の4ヵ所に専用設備を設置して工業化している。
 
 日本容器包装リサイクル協会の調べによると、“その他プラ”の再利用全体に占める「コークス炉化学原料化」の構成比率は、90年度が22.6%で、トップの高炉還元化の56.9%に大きく水を開けられていた。それが91年度には43.0%に拡大、そして今年7月には45.35まで上がってきている。高炉還元化を完全に逆転して16.9ポイントの差をつけている。
 これには、処理拠点が広く分散していることが大きくものをいっていると見られ、このため今後も同方式に対する依存度はさらに高まるとの見方が関係筋に広がっている。
 
 なお、7月における他の手法の構成比率は、材料リサイクルが12.6%(前年度平均は7.9%)、ガス化が7.0%(同6.4%)、油化が6.0%(同6.7%)--となっている。