2002年09月03日
「内部熱交換蒸留研究」2グループで発足
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:丸善石油化学

 経産省化学課は、02年度からスタートする研究開発プログラムのうち、革新的温暖化対策技術として期待の大きい「内部熱交換型蒸留技術」(HIDiC)の開発研究にあたって、プロジェクトを推進する丸善石油化学、日本酸素など5社・1研究機関とそれぞれ2日までに委託契約を交わした。
 
 契約したのは、同プロセスをベンゼン、トルエン、スチレンモノマーなどの石油化学プラントに適用し、30%以上の省エネを達成しようという丸善石油化学、木村化工機、関西化学機械製作のグループ3社と、空気分離に活かそうとする日本酸素、神戸製鋼所両社の2グループのほか、両グループに参加してシュミレーションを担当する独立行政法人・産業技術総合研究所の合わせて5社・1機関。
 
 研究期間は02−05年度の4年間、初めの2年間でプロセスの基本構造を開発し、パイロットプラントの設計を行う予定。初年度となる02年度の開発予算は2億4580万円。同省では03年度予算概算要求に、2年度分として3億6000万円を計上している。