2002年09月09日
三井住友ポリオレフィン、エボリューの新フィルムを開発へ
加工技術と加工装置をセットにしての普及を目指す
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

 三井住友ポリオレフィン(SMPO)は、メタロセン触媒技術による気相法L-LDPE「エボリュー」の新市場開拓のため、従来以上に優れた機能を備えたフィルムの加工技術の開発に着手した。
 
 同社が開発を目指している新タイプのフィルムは合計3品種。1つは、透明度が高く、しかも高強度と高剛性を併せ持つタイプ。強度と剛性の両面で市場のニーズを同時に満たせるフィルムの開発は、かねてから世界各国のポリエチレンメーカーの長年の夢であった。それだけに、狙い通りの技術を確立できればポリエチレンフィルムの市場に文字通りの新領域を切り開くことになる。
 もうひとつは、優れた強度を備え、なおかつ空気は通すものの水は通しにくい性質を持つ品種。そしていま1つは、これまでのポリエチレンフィルムでは実現できなかったしなやかさを持つグレード。
 
 同社では、ポリオレフィン全体にわたって差別化品種の構成比を大幅に引き上げることを当面の最重要課題の一つに掲げている。「エボリュー」は、もともと差別化グレードに重きを置いて開発されたものだが、収益力の向上にはもう一段高いレベルの品種を戦列に加えていくことが不可欠と判断して3品種の技術開発に乗り出したもの。今年度内に開発を終えたい考え。
 
 また、普及に当たっては、それぞれの加工技術と加工装置とをセットにしてユーザーに販売する方法を採用していくことも考えているという。