2002年09月09日
富山化学の筆頭株主に大正製薬、21.8%取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大正製薬、富山化学

 富山化学工業は9日の取締役会で、第三者割当による新株式4300万株を発行し、1株434円、総額186億6200万円で新たに資本提携する大正製薬に割り当てることを決めたと発表した。払込期日は9月25日。現在(8月31日)の発行済株式総数は約1億5,393万5,000株、増資後は1億9,693万5,000株余で、大正製薬は富山化学株の21.8%を所有する筆頭株主となる。
 
 両社は資本提携によって、強固な協力関係を構築していくが、02年10月には共同出資して医療用医薬品の国内販売会社「大正富山医薬品株式会社」を設立する。新会社の資本金は5億円で出資比率は大正55%、富山45%、本社を東京都豊島区高田の大正製薬本社内に置き、会長に中野克彦冨山化学社長、社長に上原明大正製薬社長が就任。当面両社の既存品を持ちより販売、プロモーションに当たる。売上高は04年3月期950億円、06年3月期には1,200億円を目ざす。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/02909005.tif