2002年09月18日
インドネシアのSMI、SMのフォースマジュール宣言
メラクの電力事故の影響で5割操業に
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 インドネシアの大手SMメーカー「SMI」はこのほどアジア各地の需要家に対してフォースマジュールを宣言した。期間は10月15日までとなっている。
 
 これは、メラク地域の各生産工場に電気を一手に供給してきた電力会社「スララヤ火力発電」が事故のため12日に配電を一時的に停止したことによるもの。故障箇所は1日半で修復され、14日からは通電が再開されているが、SMプラントの場合はメカニカルの面から一旦停止すると再稼動後にノーマル運転に入るまでにかなり長時間が必要なので、しばらくは5割稼動にとどまると見られている。同社の設備能力は年産35万tと大きいので、アジア地域の需給に少なからず影響をおよぼすとの見方が関係筋に広がっている。
 
 アジア地域では、韓国の東部石油化学が労働争議のため9月6日以降、年産22万t能力のSMプラントの操業を停止したままの状態にある。同社の場合は、10月5日から1ヵ月間、に定修のため運休するスケジュールがすでに組み込まれているので、このままいくと2ヵ月にわたって生産がストップすることになる。
 
 加えて日本や台湾でも、9月から11月にかけて定修で運休するSMプラントが相次ぐ見通しにある。このため当面のアジア地域の需給バランスは一段とタイトになる公算が濃厚といえる。