2002年09月19日
旭電化と宇部ケミラ、過酸化水素で業務提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭電化工業

 旭電化工業、宇部ケミラの両社は19日、過酸化水素事業で業務提携すると発表した。両者間で過酸化水素のスワップおよび物流機能の相互利用を図り、合理化と安定供給、さらに競争力を強化していくことで合意した。
 
 旭電化は静岡県富士市に年産4万5,000トンの生産設備と、全国5ヵ所に出荷基地をもち事業展開している。宇部ケミラは山口県宇部市に同2万2,000トンの設備と、専用タンカーによって韓国子会社(ケミラ・ケミカルズ・コリア社=3万4,000トン)から製品を引取り、全国8ヵ所の出荷基地を活用して事業展開してきた。
 
 一方需要は、紙パルプ、化学工業用などに順調な増加が見込まれているものの、市況が軟化を続け、採算確保が困難な状態。このため両社は製品スワップや、出荷基地の相互利用、宇部ケミラ保有タンカーの活用などを通じて物流経費削減、競争力強化を図ることにした。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=194