2002年09月24日
IT業界が10月1日〜5日、幕張メッセでシーテック・ジャパン2002を開催
タイトルは「ブロードバンドの先に次が見える」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:京セラ、三洋電機

 IT(情報技術)業界はブロードバンド社会がもたらす次代のビジネスやライフスタイルをすばやく提示しようと「シーテック・ジャパン」を毎年開催しているが、ことしも10月1日から5日までの5日間、千葉・幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2002」—ブロードバンドの先に次が見える— のタイトルで、電子部品・デバイス・装置の展示会、コンファレンス、トレンドセッション、特別セッション(環境、リサイクル、法律)などを開く。
 
 CEATEC JAPAN 2002 の主催は情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、電子情報技術産業協会(JEITA)、日本パーソナルコンピューターソフトウエア協会(JPSA)の三団体。入場料は一般1,000円、学生500円。問い合わせは事務局03-5402-7603。CEATECはコンバインド・イキジビション・オブ・アドバンスト・テクノロジーズ — プロバイディングイメージ・インフォメーション・アンド・コミュニケーションズの略。
 
 光ファイバーによる高速通信をめざすブロードバンドは関連施設のコスト・広域ダウンが進まず、遅延しているが、その普及は時間の問題とされている。ことしのCEATEC JAPAN は(1)IT関連分野を網羅する展示会(2)世界をフィールドにした先進情報の発信(3)新しいビジネススタイルとライフスタイルのプレゼンテーション(4)人とビジネスの育み(5)顧客とのコミュニケーションステージの確立の5項目を目指す。
 
 また、先端の半導体、電子部品、OS、ソフトウエア、インフラなどの専門メーカーによる製品や技術資料を展示する「インフォメーション・アプライアンス・フォーラム・アジア 2002」が同時開催される。世界のグッドデザイン情報を紹介するワールド・グッドデザインのデモンストレーションも実施される。
 
 コンファレンスでは篠塚勝正・沖電気社長が「ブロードバンドの先に見える社会」、野間口有・三菱電機社長が「セキュア・ネットワーク社会の実現に向けて」(以上10月1日)、桑野幸徳・三洋電機社長が「メガセレクション時代を勝ち抜くマーケットナンバーワンへの挑戦」、西口泰夫京セラ社長が「ユビキタス時代への展望」、北里光司郎・日本BT会長が「ブロードバンド・カンパニーへの戦略とビジョン」(以上10月2日)、榎啓一NTTドコモ取締役が「携帯電話が切り拓く未来」で講演する。
 
 また伊藤由紀夫・ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC副社長、小野寺正KDDI社長、柴田圭造・STマイクロエレクトロニクス社長、阿多親市・マイクロソフト社長、マイク・ウェンガ(博士)・米国サンマイクロシステムズ社上級統括部長、佐藤秀樹・セガ社長らも講演する。