2002年10月04日
中国の汎用樹脂輸入、8月はLDPEとPVCが前年を大幅に下回る
台湾や韓国など輸出国の事情が大きく作用か
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 大手商社筋がこのほど調べたところによると、中国による汎用樹脂の8月の輸入通関数量は、これまで以上に樹脂によって対前年同月比に大きな差異がつくかたちとなった。
 
 汎用6樹脂(ポリオレフィン3樹脂、PS、ABS、PVCの計6樹脂)の8月における中国の輸入通関実績の中で最も注目されるのは、LDPEとPVCがともに前年同月の実績を大幅に下回っている点だ。LDPEの総輸入通関数量は19万395tで前年同月の23.9%減、PVCの総輸入数量は12万8,229tで同18.7%減--となっている。
 他の4樹脂はいずれも引き続き前年同月を上回っている。HDPEは21万1,524tで24.7%増、PPは21万5,614tで同14.2%増、PSは13万2,934tで同7.5%増、ABSは15万6,541tで同9.5%増--と順調な伸びを続けている。
 
 LDPEの大幅減は、大口輸出国の台湾品が65.8%もの大幅減となったのに加え、下位ながらカナダ品が88.7%減、カタール品が51.3%減とそれぞれ縮小したことによる。
 また、PVCの減少は、有力輸出国の1つの韓国品が国内需要の拡大によって47.7%もの減少となったことによるところが大きい。

 もっとも、1〜8月の累計は、PVCを除いて前年同期を上回っている。LDPEは162万7,751tで前年同期比3.0%増、HDPEは141万5,875tで同27.2%増、PPは159万3,265tで同112.2%増、PSは96万7,647tで同9.4%増、ABSは108万169tで同14.0%増--となっている。PVCは121万4,776tで同7.4%減。