2002年10月09日
セントラル化学、塩ビ事業から撤退
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ヴイテック、セントラル硝子、東亞合成、東燃化学

 セントラル硝子は8日、塩ビ事業の不振に伴い、子会社セントラル化学が取り組んできた同事業から撤退すると発表した。提携関係にあるヴイテックとも合意した。2003年3月をもって川崎工場のモノマー年産13万2,000トン設備の操業を停止する。
 
 セントラル化学は1963(昭和38)年、セントラル硝子、旧東亜燃料工業(現東燃)両社共同出資による電解事業会社として発足、その後東亞合成が資本参加した。今年8月にはセントラル硝子が東燃化学からセントラル化学所有株式を買い取り、現在セントラル硝子の100%子会社となっている。生産する塩ビモノマーはヴイテック向けに販売している。
 
 セントラル化学は塩ビ事業撤退後も同敷地内で硬質ウレタンフォーム発泡剤事業へのシフト化を図るなど、構造改革に取り組む。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=261