2002年05月20日
米国で天然ガス価格が再び高騰
直近は100万BTU当たり3.5~3.6ドルに
【カテゴリー】:海外
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 エチレンセンターや大手商社が入手した情報によると、米国で天然ガスの価格が再び上昇、直近の平均価格は100万BTU当たり3.5~3.6ドルとなっている。
 
 米国の天然ガス価格は、長年にわたって概ね同2ドル強で推移してきたのが一昨年秋に突然高騰し、同年末には同11ドルまで上がった。これは、クリーンエア・アクトの強化に誘発されたものであったが、年を越すと市場が過熱状態から脱却して急速に軟化傾向をたどり、1年後にはもとのレベルに近いところに戻っていた。今年初頭の平均は同2.5ドルであった。
 それが春先から再度上向きに転じ、そのままなだらかな上昇カーブをたどってきている。クリーンエネルギーに対する人気が再び上昇してきたことが大きな要因と見られる。このため商社筋の間には、今後もなお強含みで推移すると見る向きが多い。
 このままいくと、日本や西欧にとどまらず米国の石油化学企業もナフサに対する依存度を引き上げていかざるをえなくなり、コスト競争力の面で中東やマレーシアの石化企業に大きな格差をつけられることになりかねない。