2002年10月17日
ポリオレフィンの9月の出荷、両PEが8月に続いて前年割れ
PPは国内向けが着実な伸びを遂げて輸出の不振をカバー
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の9月の出荷実績は、LDPEとHDPEの両ポリエチレンがともに8月に続いて前年同月を割り込んだ。しかしPPは5ヵ月振りに前年同月を上回った。
 
 ポリオレフィン各樹脂の9月の出荷数量は、LDPEが前年同月比3%減の15万1,300t、HDPEが同2%減の10万4,700t、PPが同2%増の23万6,700t--となっている。
 
 LDPEが前年同月割れとなったのは、輸出が8月の同22%減となったのに続いて9月も21%減と大幅に縮小したことによるもの。
 国内向けは0.02%で、3ヵ月振りにわずかながらもマイナス成長となった。これには同樹脂の輸入が引き続き活発であったことが大きく作用していると見られる。同樹脂メーカーの多くは、輸入品を含めた国内需要自体は依然として前年同月を上回る規模に達したと判断している。同樹脂の最大消費品種のフィルム用グレードは前年同月比1%減となっている。また、公共投資に関連の深い電線用は12%減、パイプ用は4%減とともに不振であった。反面、加工紙用は好調で6%増となった。
 
 一方のHDPEの前年同月割れは、輸出が6ヵ月振りにプラスに転じた(1%増)ものの、国内向けが3%減と8月に続いて前年同月を下回ったことによる。
 国内向けの縮小は、レジンとPE袋の輸入が前年同月を大幅に上回ったせいと見られる。フィルム用品種は8%減であった。反面、中空成形用は2%増、射出成形用は3%増、パイプ用は1%増--となっている。
 
 PPが前年同月を上回ったのは、国内向けが3%増と順調で、輸出の3%減を完全にカバーしたため。輸出は6ヵ月連続の前年同月割れとなったが、国内向けは、最大消費品種の射出成形用が工業部品向けの好調を支えに3%増となったほか、包装関連品種もフィルム用が1%増、押出し用が7%増と好調であった。