2002年11月05日
日本ポリオレフィン、PE価格の追加値上げへ
12月1日出荷分からキロ10円引き上げ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン

 日本ポリオレフィンは5日、ポリエチレンの国内価格を12月1日出荷分から1キログラム当たり10円引き上げることにしたと発表した。
 
 対象品種は、HP-LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)、L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)の全グレ−ド。
 
 同社は発足いらい、グレードの統廃合による生産の効率化、物流費の削減、業務全体の効率向上、人員のスリム化--等々様々な合理化策を展開してコストの削減を図ってきたが、今年春のナフサの高騰によって他のポリオレフィンメーカー同様に採算を維持できなくなり、このため6月にはPE全体の価格修正に踏み切った。
 しかし、需要家各社の強い抵抗にあって狙い通りの底上げができず収支バランスの改善を果たせないままこんにちまできている。
 
 今回の値上げは、そうした中で第4・四半期のナフサ価格が再び上昇して1キロリットル当たり2万4,000円以上となるのが避けられなくなったことから決断したもの。同社では、このままいけば、赤字幅がさらに拡大するのが必至なので、どうしてもユーザー各社の理解と同意を求めるほかないと説明している。
 
 なお、ポリオレフィンの追加値上げは、今回の日本ポリオレフィンに先行して三井住友ポリオレフィンが表明している。