2002年11月07日
日本ポリケムもポリオレフィンの価格修正の再交渉へ
今春の打ち上げ価格の完全クリアを目指す
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ポリケム

 日本ポリケムは7日、ポリオレフィン各種の価格修正交渉を再開すると発表した。12月1日出荷分からを再交渉の対象とする。
 
 同社は、原料ナフサの高騰に対応して今年4月にポリオレフィン全品種の価格を1キログラム当たり15円以上引き上げる旨を表明して需要家各社に同意を求めてきたが、一部を除いて理解を得られず未達成のままこんにちまできている。この間、各種の合理化策を展開してきたが、ナフサの高騰に伴うコストアップ分がこれまでにない規模に膨らんできたため収支バランスの一層の悪化に苦しんでいる。
 
 それだけに今回の再交渉に当たっては、未達成分のクリアに不退転の決意で臨むとしている。具体的には、これまでに実現できた上げ幅と当初の打ち出し価格とのギャップを完全に埋めることに全力を尽くすことにしている。例えば、この春以降これまでに同10円の値上げにとどまっているケースの場合は、同5円以上の幅での上乗せで決着を目指す。5円の値上げで交渉が中断している取り引きについては、10円以上を決着の目標としていく。
 
 すでに再交渉を打ち出した他のポリオレフィンメーカーとおおむね同じ内容の交渉となる。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=368