2002年11月12日
ナフサの国際スポット相場がさらに軟化
日本向けの先週の平均は230ドル台に
【カテゴリー】:海外
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 大手商社筋によると、ナフサの国際スポット相場は先週に入っても軟化を続け、日本の商社や石油化学企業が国際市場で契約もしくはオファーした価格(いわゆるC&Fジャパン)の平均はトン当たり230ドル半ばとなった。
 
 C&Fジャパンが230ドル台となったのは今年7月いらいのこと。先々週の平均に比べて約0.8ドルの値下がりである。1ヵ月前に比較すると同20ドル方安い。欧州のスポット相場も同様に続落となっている。先週の平均は同222ドル強といったところ。
 
 商社の多くは、こうしたスポットナフサ相場の軟化の要因は原油の国際スポット相場の下落にあると判断している。原油のスポット相場は、国連の対イラク査察決議のあとも弱含みで推移している。これは、対イラク決議を市場がすでに織り込み積みであったことと、サウジアラビアを始めとしたOPEC各国の“隠れ増産”によって原油の実際の需給が世界的にだぶついていることとによるものと見られる。
 
 ただし、原油のスポット相場の今後の見通しについては、どの商社や石油化学企業も明確に予想できないとしている。イラクの出方がはっきりするまでは現在のレベルで推移すると見ていくほかないとの判断である。