2002年11月18日
内分泌活性物質国際シンポが開幕
世界各国から第一線の研究者・専門家400人が参加
【カテゴリー】:行政/団体
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 SCOP(国際学術連合評議会環境問題科学委員会)とIUPAC(国際純正応用化学連合)の主催による「内分泌活性物質国際シンポジウム」が17日、横浜のパシフィコ横浜で開幕した。会期は11月21日まで。
 
 このシンポジウムは、「内分泌かく乱問題に関する最新の膨大な科学的知見を厳密に評価し、包括的な現状把握と対処法を提案するためにSCOPEとIUPACとが2000年4月に共同で立ち上げた特別プロジェクト(プロジェクト名=内分泌活性物質の環境に対する影響:その科学の現状と将来の課題)のこれまでの研究内容を広く世の中に紹介し、参加者との討論を経て来年末にまとめる予定の同プロジェクトの最終報告をより有意義なものとする」(宮元純之・IUPAC環境問題上級顧問・同プロジェクト総括責任者)ことを目的に企画されたもの。
 
 参加者は、米、英、独、仏、日など合計10ヵ国における内分泌活性物質問題の第一線の研究者や専門家、さらには日、米、OECDの政策担当者合わせて約400人。
 
 5日間で約60人の研究者が(1)核内レセプター作用の分子的機構(2)内分泌活性物質の環境における挙動と代謝(3)同物質のヒトに対する作用およびヒトのリスクアセスメントへの利用(4)野生生物種における同物質の影響--の四つの領域について口頭で研究結果を発表、ポスター討論セッションも行なわれる。
 また、(1)同物質の有害性のプレスクリーニング法としてのQSAR(定量的構造活性相関)の有用性(2)同物質の研究の合理的アプローチとしてのトキシコゲノミックス--など合計6件のテーマを掲げてのワークショップも同時に開催される。
 
 最終日には、同シンポジウム組織員会(委員長・宮本IUPAC顧問)が同シンポジウムとワークショップの論議を踏まえて結論と提言を発表する。また、SCOPとIUPACでは、今回のシンポジウムでの討論も織り込んだ同プロジェクトの報告案を来年3月にUNEPやWHOなどの国際機関に提出する予定。
 
 ワークショップの残る4テーマの内容は以下の通り。▽同物質に関するモニタリングプログラムの確立の必要性▽同物質に対する現在の確定試験の簡便・迅速化▽同物質問題における「慎重さの原則/対応策」と証拠の重みづけ▽国内および国際組織における同物質のリスクマネジメントの選択肢。