2002年11月21日
汎用4樹脂の10月の出荷、HDPE以外が前年超え
汎用4樹脂の10月の出荷、HDPE以外が前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とPS)の10月の出荷数量は、内外需ともに引き続き不振であったHDPEを除く3樹脂が前年同月の実績を上回った。LDPEは16万2,800tで2%増、HDPEは10万3,100tで5%減、PPは24万4,800tで6%増、PSは8万9,900tで3%増--となっている。
 
 うち国内向け出荷も、同様にHDPE以外の3樹脂が前年同月超えとなった。特にPPの伸びが目立つ。今年最高の10%増となり、その結果、同月の出荷数量は22万6,400tと単月での史上最高の規模に達した。これには、自動車部品を中心とする工業部品向けが15%もの伸びを遂げたことが大きく作用している。LDPEは4%増の14万3,400tであった。加工紙向けが9%増と引き続き好調であったことによるところが大きい。PSは5%増の8万600tとなった。雑貨産業用が17%増、電機工業用が16%増とともに大幅な伸びを遂げたことによる。
 HDPEは2%減の8万8,800tで、3ヵ月連続の前年同月割れとなった。これには安価な海外品の流入によるフィルム用の需要の縮小(7%減)が大きく影響している。
 
 一方の輸出は、4樹脂すべてが大幅に前年同月を下回った。LDPEは13%減の1万9,400t、HDPEは19%減の1万4,300t、PPは27%減の1万8,500t、PSは11%減の9,300t--となっている。PPの縮小幅の大きさが特に目を引くが、これは、原料プロピレン不足に伴う減産によって輸出を思い切って絞らざるを得ないところが相次いだせいと見られている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/02B21003.tif