2002年11月22日
三井化学のシンガポールのPH設備も稼働調整
EM社のオレフィン装置の運休が影響
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:三井化学、エクソンモービル

 三井化学がシンガポールに保有しているフェノールとビスフェノールAの装置も、エクソンモービルのエチレンプラントの運休の影響で稼働調整に入った。
 
 両装置はいずれもごく最近に増強工事を済ませたばかり。PHは年産5万t増強して25万t能力に、またBPAのプラントは7万t増やして合計21万tに拡張してともに本格運転を開始する矢先に計画の修正を余儀なくされた。
 現在の操業率は6割から7割の間にある模様。エクソンモービルからのプロピレンの供給がストップしているので、PCS(シンガポール石油化学)からの緊急出荷で急場を凌いでいるところ。この状態がいつまで続くかは明確でないが、エクソンモービルは27〜28日には復旧できる旨をコンビナート内各社に伝えているという。