2002年11月28日
タキロン、上海樹脂加工会社の経営権取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事、タキロン

 タキロンは中国の合弁樹脂加工会社「上海龍徳塑料有限公司」の全株式を買い取ることで、伊藤忠商事および現地の上海塑料工業有限公司と合意した。27日発表した。合弁会社の資本金は300万ドル、1996年に塩ビ樹脂波板の製造・販売を目的に設立した。生産能力は現在年1,500トン。
 
 タキロンでは、現地企業が保有している株式と、伊藤忠の持ち分の一部を買い取り、新しい資本比率をタキロン70%、伊藤忠30%とすることで合意した。中国ではこのところ沿海都市部を中心に樹脂加工製品の需要が拡大している。今回の経営権取得を機に同事業の強化を図っていく方針。
 
 社名も「上海他喜龍塑料有限公司」と変更、董事長に田中富士夫タキロン常務、総経理には澤田弘同建築資材部部長が就任する。海外生産拠点は8月に設立した、タキロン・インドネシアを含め2社目となる。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=438