2002年12月03日
プラ製容器包装のリサイクル、コークス炉化学原料化が著増
リサイクル全体の48.8%を占めるポジションに
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 日本容器包装リサイクル協会の調べによると、同協会に登録しているリサイクル事業者(再商品化事業者)が10月中に実施したプラスチック製容器包装のリサイクルの手法のうち圧倒的多数をコークス炉化学原料化が占めた。
 
 10月中に実施されたプラスチック製容器包装のリサイクル数量は1万5,539tで、そのうちの1万5,452tが白色トレー以外のいわゆる「その他プラスチック」で占められた。
 同協会の調べでは、その1万5,452tのうち7,537tがコークス炉化学原料化で占められた。リサイクル全体における構成比は48.8%にも達している。前年同月のコークス炉化学原料化数量は3,952tで構成比は40.9%であったが、1年間で数量が90.7%増え、構成比は7.9ポイント上がったわけ。ちなみに、プラスチック製容器包装が容器包装リサイクル法に基づいて分別収集されて特定事業者の手でリサイクルされるようになった平成12年の10月の同手法によるリサイクル数量は1,431tで、構成比は29.1%であった。
 
 このように、同手法によるリサイクルが急速に拡大してきたのは、新日本製鉄がプラスチック廃棄物をコークス炉で有効利用するプロセスを開発し、合計4地区で相次いで実用化に踏み切ってきたことによるところが大きい。
 
 これに次ぐのは、高炉還元化で10月の処理量は4,166tで、前年同月を14%上回っている。構成比は27.0%で、前年同月を10.8ポイント下回っている。以下は、材料リサイクルが2,321t(構成比は15.0%)、ガス化が940t(同6.1%)、油化が488t(同3.2%)--の順。全体の91.7%がケミカルリサイクルで占められているわけで、今後もプラスチック製容器包装のほとんどがこれらケミカルリサイクル法で処理されていくことになると見られる。