2002年12月11日
中外製薬、C型慢性肝炎新治療薬、厚労省へ輸入申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬、厚生労働省

 中外製薬は11日、厚生労働省に対して、C型慢性肝炎の治療薬として臨床開発してきた、ペグインターフェロンアルファ-2a(遺伝子組換え)の輸入承認申請を行った。
 
 従来のインターフェロンアルファ-2aに分子量40kDaの分枝ポリエチレングリコール1分子を共有結合させた化合物で、血液中からの消失半減期を延長させ、抗原性を低下させる効果がある。従来の同社のインターフェロンアルファ-2aによるC型慢性肝炎治療方法では、投与開始時は2週間または4週間と連日投与と、その後週3回の投与が必要だった。しかし、ペグインターフェロンアルファ-2aは血液中に長時間存在するため、週1回の投与で治療が可能になる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=467