| 2006年07月07日 |
| 寧夏でPVC第二期計画建設開始 |
| 【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 寧夏英力特化工(Ningxia Yinglite Chemicals )は寧夏回族自治区の石嘴山で20万トンのカーバイド法PVCの建設を始めた。17万トンのソーダを含め建設費は160百万ドルで,2007年7月完成を目指す。 同社は3段階で、PVC50万トン、ソーダ40万トンの建設を目指しており、今回はその第二期。 第一期は上海クロルアルカリと寧夏英力特電力との合弁会社・寧夏西方PVC社として行われ、PVC12万トン、ソーダ10万トンを2005年7月に生産開始している。 (既報 http://chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=16697 ) 同社によると第三期はPVC18万トン、ソーダ13万トンで、同地で2010年にスタートさせる予定。 寧夏回族自治区は石炭が豊富な地域で、PVCはカーバイドアセチレン法による。 石油価格高騰の結果、アセチレン法PVCの競争力は高まっており、既報の通り、中国政府は小規模カーバイド設備を規制する通達を発表したが、下記のような大型設備が多数計画されている。(アセチレン法塩ビは、新設の場合、2005/12からは、12万トン以上でないと認められない) ◇内蒙古エルデシュ(Erdos)の伊利化学(Yili Chemical Industrial Co.) 100万トン ◇四川省楽山市の四川Giant Star Group 50万トン ◇新疆ウイグル自治区ウルムチの新疆中泰化工(Xinjiang Zhongtai Chemical Co) 60万トン(50万トン計画を修正) ◇陝西省楡林の陝西Jintai Chlor-Alkali Co. 30万トン (既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=18891) |