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2005年11月09日 |
住友化学、 カラーフィルター事業を大幅強化、拡充 |
韓国・東友グループ、統合して100%子会社に |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は9日、大型液晶テレビの立ち上りなどによるカラーフィルター需要の急速な拡大に対応するため、事業基盤強化を図ると発表した。当面、台湾、韓国で次の計画に取り組む。 (1)新エスティーアイテクノロジー社(新STI)の100%子会社化 新STI は、液晶表示装置(LCD )用カラーフィルターの製造・販売会社として、2000年5 月に台湾企業との合弁(住友化学40%)でスタートしたが、順次、出資比率を高め、11月4日付で、住化100%子会社とした。来春には吸収合併して住化のカラーフィルター事業部として運営する。 これにより愛媛工場大江地区に隣接する光学フィルム工場と運営を一体化し、大幅な合理化を図る。 (2)東友STI社と東友ファインケムの合併 韓国のカラーフィルター製造・販売会社である東友STI(住化60%、新STI35%、東友ファインケム5%)を本年12月、東友ファインケムに吸収合併する。本年10月には偏光フィルム・拡散板の製造・販売会社、東友光学材料と東友ファインケムを合併させている。これにより韓国の情報電子化学部門の会社は東友ファインケム1社に統合され、住化の100%子会社となる。 今後は一体運営の強みを活かし、さらに競争力の強化を図る。カラーフィルター製造設備はすでに能力増強を実施しており本年6月には、月産120千枚から160千枚への増強工事を完了したが、さらに200千枚に増強する。06年5月完成の予定。 (3)台湾・カラーフィルター工場の商業運転開始 住華科技有限公司が新竹工場で建設していた、第2世代カラーフィルター工場(月産能力50千枚)が完成し、10月から商業運転を開始した。今後は日本から輸出していた製品を順次現地品に切りかえ、愛媛工場は日本国内の需要増加に対応する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1131510221.pdf |