住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2015年03月04日
住化米国子会社、微生物農業資材会社を買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は4日、米国ベーラント・ バイオサイエンス社(VBC社、米国イリノイ州)が、菌根菌を製造販売する米国の微生物農業資材会社、Mycorrhizal Applications社(MA社、米国オレゴン州)を買収すると発表した。ベーラント社は住友化学の100%米国子会社。

菌根菌とは、土壌中に生息する有用微生物の一種で、菌根をつくって植物と共生する菌類のこと。植物による土中水分・養分の効率的な吸収を促す働きがある。灌水量の低減、施肥量の低減、それらによるコスト低減、環境へのリン流出低減などの効果がある。

MA社は、農業関係者向けに菌根菌や土壌改良・植物生育促進剤を販売してきた。菌根菌を含む製品は、特に環境ストレスの条件下で収穫物の安定的な供給に寄与するため今後も市場の伸びが見込まれている。

住友化学はこれまで種子、化学・生物農薬、肥料、各種農業資材など、農業関連事業を幅広く展開してきたが今回、菌根菌事業に参入することで、製品ポートフォリオのさらなる充実を図る。

<MA社の概要>
(1) 社 名  Mycorrhizal Applications, LLC
(2) 本 社  米国オレゴン州グランツ・パス市
(3) 設 立  1996年12月
(4) 社 長  Michael Amaranthus(マイケル アマランタス)
(5) 事業内容  菌根菌製品の製造・販売


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1425438483.pdf





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