住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2000年09月19日
オキソアルコールメーカー、原料高騰で相次いで減産入り
DOPなど川下製品の需要一服で、バランス改善へ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 オキソアルコールのアジア向け輸出価格は、ナフサ価格の高騰により強含みの展開が続いているが、DOPなど可塑剤市場は中国需要の一服感もあって価格も弱含みとなっており、オキソメーカーでは採算悪化から減産強化の動きが出始めている。
 日本メーカーでは協和油化が平均20%の減産を実施したのを始め、韓国ではハンファ綜合化学がプラントを一時休止、他のメーカーでも減産強化の検討を始めている。
 現在のブタノール市況はCFR・トン530~550ドル、2-エチルヘキシルは600ドル前後が実勢で、現在のプロピレン価格では採算的に厳しい状況となっている。DOPについては650ドル前後での推移となっており、市況の立て直しが求められている。
 しかし、塩ビ需要の一服感もあって8月以降軟化傾向が続いており、塩ビ市況、需給バランスの動向に注目が集まっている。





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