2017年08月23日
三菱ケミの炭素繊維樹脂、アウディ新型車ルーフに採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは23日、同社の炭素繊維複合材料を特殊技術でプレス成形(CPM:Prepreg Compression Molding工法)したルーフが、ドイツ・Audi社から6月に発売されたプレミアムスポーツクーペ Audi A5シリーズのトップモデル「RS 5Coupe」に採用されたと発表した。

三菱ケミカルのドイツにあるグループ会社、ベティエ社(Wethje Carbon Composites)が炭素繊維強化プラスチック(CFRP)をPCM工法を用いてルーフに成形し、Audiに納入する。PCM工法とは、積層したプリプレグ(樹脂を含浸させたシート状の繊維中間基材)をプレス機で圧縮成形し、約5分で仕上げる量産可能技術。平滑性が高いため塗装が容易。車体の軽量化(アルミ製品の約40%軽量化)や意匠性に優れるなどの樹脂の特長を生かすことができる。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1503456505.pdf