2018年11月05日
三井化学、新開発「形状記憶シート」と応用工芸品
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は5日、“これまでに無かった”という新しい視点で素材の魅力を伝えるコラボレーション・プロジェクト「Material Meets Creative Team」の第6弾として、三井化学東セロが開発した「形状記憶シート」を使い、クリエーターの佐々木拓氏と共同で、初めから割れている壺「UNFRAGMENT」を製作したと発表した。

最初は壊れたように見えても“ゆっくりと元に戻る”不思議さを持っているところがポイント。柔軟性や形状記憶性、応力吸収性など、形状記憶製品の特性を生かしたアイデア製品として人気を呼びそうだ。

形状記憶シートは、三井化学が開発した特殊ポリマーを発泡・シート化して製品開発した。特にその優れた触感に特徴があり、常温 ~50℃付近で柔軟性を増す。従って手に触れている部分は柔らかく触れていない部分はそのままの硬さで残るため独特の感覚が生まれる。

今後は各種のヘルスケア、医療、介護、スポーツ用品、シート、クッションなど、使用者にフィットする用途で市場拡大を図る。

ニュースリリース参照
形状記憶シート×KOKUYO CREATIVE
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1541409839.pdf

〇Shape Memory Sheet × KOKUYO CREATIVE-
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1541409839.pdf