2018年11月20日
クラレ子会社、高強度・張り替え容易な「障子」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレファスニング

クラレクラフレックス(本社:大阪市)と、クラレファスニング(本社:大阪市)の両社は20日、総合木工メーカーの中井産業(本社:和歌山市、尾﨑義明社長)と共同で、高機能不織布と薄型の成形面ファスナーを組み合わせて、張り替えが容易な障子を開発したと発表した。サッシメーカーなどの取扱先を通じて販売する。

和室に障子はつきものだが、障子紙には破れやすく張り替えに手間取るといった難点があった。クラレグループは今回、三次元構造を有する不織布「フェリベンディ」、障子枠と接合しやすい薄型成形面ファスナー「モールドマジック」を採用し、中井産業がデザインした障子枠体と組み合わせて、高機能でデザイン性に優れた障子を新開発した。

厚さが0.7mmと薄く、糊を使わずに簡単に障子枠に張り替えできる。透光性に優れ、室内の保温に効果がある。日射がカットできる。一般的な障子紙と比べて約5倍の強度があり破れにくい、などの特長がある。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1542684295.pdf