2004年02月19日
3月17〜19日に東京ビッグサイトで「ナノテク2004」
約230社・団体が参加、世界最大規模で
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEC、日立製作所、松下電器産業、文部科学省、NEDO

 東京国際展示場(東京ビッグサイト)で3月17日から19日まで国際ナノテクノロジー総合展・技術会議「ナノテク2004」が開かれる。産官学協調の同展は国内の177企業・団体、海外17ヵ国の54企業・団体が参加し世界最大の規模となる。問い合わせはナノテク2004事務局、Tel:03-3219-3567、mail:nanotech@ics-inc.co.jp 入場者は要登録。

 同展では、まず文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクトセンターが主催する「第2回ナノテクノロジー総合シンポジウム」が15〜17日に予定され、ノーベル化学賞の野依良治理化学研究所理事長と飯島澄男名城大学教授が基調講演を行う。

 ナノバイオでは相田卓三東大教授、山下一郎松下電器産業主幹研究員、岡野光夫東京女子医科大学教授、ナノITデバイスでは城戸淳二山形大学教授、高橋庸夫NTT物性科学基盤研究所長、中村和夫NECラボラトリーズ研究部長、ナノ基盤・計測では藤吉好則京大教授、柳田敏雄阪大教授、大津元一航行代教授。ナノ材料では平尾一之京大教授、細野秀男東大教授、藤嶋昭神奈川科学アカデミー理事長、ナノIT基盤では藤田博之東大教授、塚田捷東大教授、大野英男東北大教授らが、それぞれシンポジウムを開く。

 また、独立法人・産業技術総合研究所(AIST)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が15日と16日に「第1回ナノテクノロジーの展開に向けた極微スケール標準物質と計測技術」シンポジウムを開く。基調講演は青木朗日本規格協会、二瓶好正東京理科大、S.W.Freiman NIST/USAの三氏。ほかに4セッションとパネルディスカッション。

 ナノテク実行委員会が17〜18日に国際会議を開く。基調講演は尾身幸次衆院議員、金井務日立製作所会長。ほかにヨーロピアンナノテクノロジーシンポジウムも。

 (財)医療機器センターは18日にナノメディシンフォーラム、再生医療EXPO実行委員会は同日、国際再生医療プラスナノメディスン会議、産業技術総合研究所は18日に「製造業が期待するナノテクの役割」で基調講演とパネル討論を行う。

 以上のほか18日に高分子ナノテクノロジー研究会、高度情報科学技術研究機構の計算ナノテク‐シュミレーション、英国大使館のテクノ・コンファレンス、19にNEDOの「自動車軽量化のための材料開発の方向性と将来」についてのセミナーが開かれる。また、NEDOの技術開発機構ゾーンも設置される。