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2006年01月10日 |
広西自治区が外資に投資呼びかけ |
アルミなどの鉱産物、約400の国営企業を開放 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国・広西チワン族自治区政府と広西招商促進局の代表団が訪日、日系企業の同地区への投資と貿易拡大を呼びかけた。 団長の陳端喜・招商促進局副局長は「広西自治区は昨年2月に招商促進局を設置して以来、外資の誘致に力を入れている。428の国営企業を開放している。錫、マンガン、アルミなどの鉱産物が豊富で、砂糖などの農産物の生産が大きい。04年から始めた中国-アセアン博覧会で、東南アジア諸国との貿易も拡大している。ことしは10月19日から22日までの3日間にわたって開く」など大要以下のように述べた。 広西は防城港市など3つの港湾開発やベトナムへの高速道路建設などでこの2年間、経済開発が進み、05年でGDPが4,000億元を超えた。外資の投資環境も整備されている。中国は昨年、全国18の農業発展基地を決めたが広西はその中に入った。 外資の積極的な誘致を図るため、14項目のプロジェクトを決めた。それはマンガン、インジュム、鉛、亜鉛、アルミ(2010年、年産150万トン)などの加工やIT、バイオ、新型材料の開発、米、仏などの大手自動車メーカーの誘致、海洋資源開発、植物性アルコール(年500万〜600万トン)の生産、鉄道、港湾、空港、道路、発電所、天然ガスのパイプラインなどインフラの整備など。 物流、金融、法規、観光、サービスなども整える。広西は農産物が多く、サトウキビの生産は中国の60%を占めている。また天然香料、ロジンも特産物であり、耕地を草地、森林に戻して栽培を増やしている。 広西には桂林市、区都・南寧市に国家クラスの開発区、ほか約40カ所に産業基地がある。労働力が豊富にあり、これまで広東省などに供給してきた。米GM社が進出した柳州市の発展も期待できる。 代表団に同行した楊錦萍・梧州市副市長は「当市は広州から270キロ、香港から420キロの距離にあり、広西の東の玄関口である。森林資源が多く漢方薬、香料、ロジンが採れる。宝飾加工でも有名だ。海外から約500社が進出している。日系では昨年、シチズンが2億元を投資した。また、荒川化学もロジン生産で1億元を投資している。日本と協力して製造業中心に発展していきたい」と語った。 問い合わせはTEL03-5786-1551、FAX03-5786-3466 |