住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2007年01月22日
無錫市の錫山区が投資環境説明会 横浜で開く
国家クラス・経済開発区を国際的発展へ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 江蘇省無錫市に国家クラスの錫山経済開発区をもつ錫山区は19日、パンパシフィックホテル横浜で投資環境説明会を開き、今後の発展計画と国際的な経済活動への取り組みを説明、協力を求めた。日本企業をパートナーに貿易、合作を積極的に進めていきたいとしている。
錫山経済開発区は1992年に設立され、03年11月に国家クラス開発区に昇格した。開放型経済を志向し、これまで7年にわたる開発で科学、都市環境、インフラを重視、国際競争力を高めている。

 面積約30平方キロ。外資の工業区、物流区、ビジネスセンターをもち、すでに内外企業が1,250社余、外資は400社(日本企業が約3分の1、シャープ、ソニー、東芝など)ほど進出している。市の中心地にある。市の面積は396平方キロ、人口43万人。

 電子製品、精密機械、高級特殊紡績の3大産業が主力で、これら3つのハイテク産業が、05年に区の工業生産の50%近くを占めた。長江デルタにおける現代物流業の密集地でもある。
電子材料・製品ではパソコン、PCBが中心。清華大系の清華同方無錫科技園がありIT、パソコン、照明、人工環境などの産業を展開している。台湾系の台商科技工業園、電子製品、機電製品、自動車・部品などが立地する錫山輸出加工区がある。シンガポール、韓国、米国(デルフィ電子)などの企業もでている。

 精密機械は日系のNOK,米国のイングソール・ランド道路機械、ドイツのLUSTや台湾、シンガポールの企業が活躍している。紡績は100年の歴史があり、台湾、香港勢のほかオランダのロイヤル・テンケイトが進出している。

 錫山は南は太湖、東は蘇州と隣接車で2時間の上海、南京、杭州の大都市を経済圏(人口1億5,000万人)としている。上海—南京、北京—上海、無錫—張家港、長江沿いの4本の高速道路が通り、建設中の上海—南京高速鉄道が完成すると上海から25分の距離になる。

 空港は市内の無錫が15キロ、上海虹橋が103キロ、浦東国際が140キロ、南京が150キロ。上海港まで120キロ、江陰港と張家港まで30キロ。電力は華東電力網があるため十分。給水は1日15万トン、汚水処理は9万トン。

 同経済開発区は現在、区の東側に東部園区を建設中で、ここに外資企業の誘致をはかつている。教育、医療、公共交通などすべてに渡って国際水準に達しており、準備体制が整ったとし、治安のよさも強調している。
問い合わせは錫山区駐日本事務所(Tel:03−5632−3870)





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