2007年02月02日
PETボトルのリサイクル量、12月も前年を大きく下回る
原料不足が影響、4〜12月合計は前年同期比27%減に
【カテゴリー】:環境/安全(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:日本容器包装リサイクル協会

 日本容器包装リサイクル協会の集計によると、容器包装リサイクル法に沿って同協会が昨年12月中にリサイクル事業者に委託して再商品化(リサイクル)した使用済みPETボトルの数量は8,617トンとなった。前年同月の実績を20.0%下回っている。
 
 これで同ボトルの月間リサイクル数量の前年同月割れは17ヶ月連続となった。4月から12月までの累計は82,963トンで、前年同期の実績を27.1%下回っている。このペースでいくと、06年度(06年4月〜07年3月)トータルも前年度を大きく下回ることになるのが確実だ。
 
 使用済みPETボトルのリサイクルが長期縮小傾向を辿り始めた最大の要因は、一般家庭から同ボトルを分別収集している市町村が収集品の多くを中国を中心としたアジア市場に売却するようになってきたことから大手ボトル再生企業が深刻な原料不足に陥って大幅操短もしくは長期休業に追い込まれるに至っていることにあると見られる。
 
 過去2年の手法別再商品化の推移を見ると、ボトル再生量の減少ぶりが特に目立つ。04年12月のボトル化数量は3,243トンであったが、昨年12月の再生量は753トンにすぎない。4〜12月の累計でみても、04年は18,680トンであったが、06年は6,426トンにとどまっている。前年同期に対しても41.5%減である。全リサイクル量に占めるボトル化の構成比も06年4〜12月計の16.0%が06年同期は7.8%に縮小している。
 また、ボトル化にとどまらず他の手法によるリサイクル数量も軒並み前年の実績を下回っている。4〜12月合計では繊維化が17.3%減、シート化が30.3%減、成形品化が50.6%減などとなっている。このままいくとPETボトルのリサイクル活動全体が大きな壁にぶつかることになる。