| 2007年08月20日 |
| 中国・米国JV、山東省で石炭原料の酢酸工場第二期 建設開始 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 山東省濟寧の国営石炭大手・エン礦集団 (Yankuang Group Co., Ltd. )と米国の中国系投資会社・Cathay Capital Group(国泰財富集団)との70/30の合弁会社、Yankuang Cathay Coal Chemicals (エン礦國泰石炭化学)はこのほど、山東省滕州市(Tengzhou)で第二期酢酸計画の建設を開始した。 240百万ドルを投じて、300千トンの酢酸と、100千トンの酢酸エチルプラントを建設し、2009年下半期にスタートさせる予定。 同JVは2005年11月に同地で第一期の生産を開始した。600千トンの高硫黄炭をガス化し、これを原料に240千トンのメタノールと200千トンの酢酸を生産するとともに、 8万KWの発電を行うもの。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=17698 最近、同社は酢酸能力を300千トンに拡大しており、第二期完成後は酢酸能力は600千トンとなる。同社では第三期の構想も持っており、将来の酢酸能力を800千トン〜1,000千トンにしたいとしている。 中国は2006年に142万トンの酢酸を生産しており、消費量は約210万トンとなっている。 |