住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2001年06月12日
韓国のYNCC、エチレンを大幅減産
ストライキで誘導品にも大きな影響
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋が12日に韓国の石油化学関係者から入手した情報によると、同国の大手エチレンセンターのYNCCは、労働争議の影響で合計3基のエチレンプラントのうちの1基の操業を停止した模様。
 停止したプラントは、年産48万トン能力の第2系列といわれる。また、同40万トン能力の第1系列も稼動率が65%程度に抑制されている状況にあるとも伝えられる。もっとも、別の消息筋の中には停止したのは第1系列だと指摘する向きもある。
 YNCCの総設備能力は同121万トンなので、最悪の場合は全体の操業率は49%に低下したことになる。これに伴い、親会社のハンファと大林産業の両社の誘導品プラントの多くが操業を停止するなり、極端な低率操業を強いられるなりしている模様。
 全体が従来通りの安定操業を再開できる時期がいつになるかはいまのところはっきりしていない。





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