2008年06月12日
プラ協の「出前授業」の人気高まる
7月末までスケジュールが満杯
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会による「プラスチックリサイクル環境教育支援事業」の一つである「出前授業」が全国の小中学校の間で人気を呼んでいる。
 
 07年度中に訪問した小中学校数は29校、延べ授業時間は194時間であった。また教師研修件数は4件、学校や企業あるいはNPOとの共催による実験など地域イベント数は4件を数えた。06年度は訪問校数が14校、延べ授業時間が67時間、イベント数が2件であったので、07年度はおおむね2倍の規模に膨らんだことになる。
 
 同協会によると、今年度は、その07年度の実績をさらに大きく上回ることになりそう。過去3年は、学校側の希望時期が2学期に集中するかたちとなっていた。ところが今年度は、1学期からの出前を希望するところが相次いでおり、このため担当者の1学期のスケジュール表はすべて埋め尽くされているという。
 
 同協会による出前授業は、1クラス2時間(小学校は1時間が45分)を一つの単位としたもので、うち1時間はリサイクル実験に充てることにしている。これが児童や生徒の人気を呼ぶ材料の一つとなっているのではないかと見られている。
 同協会では、この「プラスチックリサイクル環境教育支援事業」を同協会の会員企業がCSR活動の一つとして活用していくことも期待している。