2008年07月28日
シノペック、南京で酢酸用のCOプラント建設開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

シノペック揚子石化は7月18日、南京化学工業パークで天然ガスベースの年産33万トンのCOプラントの建設を開始した。Technipの天然ガス変換技術とAir Productsの分離技術を使用するもので、2009年後半スタートの予定。

BP とシノペック揚子石化の50/50JVのBP YPC アセチル(南京) (略称 BYACO) が南京化学工業パークで建設中の年産50万トンの酢酸の原料として供給する。

BYACOは2005年11月に設立され、当初は2007年下期のスタートを目指していたが、建設開始が2007年春にずれ込み、スタートは2009年後半の予定となっている。

BYACOはシノペックとBPの石化分野での戦略的パートナーシップを更に進めるもので、下記と合わせ、中国での酢酸事業での主導的地位を確立する。

シノペックとBPは本年2月に、重慶で65万トンの酢酸プラントを建設する覚書を締結した。
BP 51%、Sinopec 44%、地元 5%のJV、揚子江アセチル(Yaraco)が実施するもので、同社は1995年に設立され、当初能力は15万トンであったが、現在は35万トンになっている。2011年予定の増設完了後の能力は100万トンになる。

  既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=23467
 

なお、南京化学工業パークではセラニーズが昨年から年産60万トンの酢酸工場を操業している。

  既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=21700