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2010年02月23日 | |
住友化学・新中計策定 2012年 売上高2.4兆円、純利益1400億円 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
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住友化学の廣瀬博社長は23日、2012年度の連結売上高2.4兆円、純利益1400億円を目指すとした、3カ年新中計を発表した。 まず“グローバルカンパニーとしてのさらなる拡大”を柱とした「経営ビジョン」を策定し、新中計をそのビジョン達成のための第1ステップと位置づけた。 新中計では基本的な取り組みとして「ラービグなど先行投資からの収益の早期獲得」や「事業成長のスピード加速」など7つの課題をあげた。 同社長はラービグ計画の現状について質問に答え「非常に順調だ。収益面でも2010年から黒字化できるのではないか。第2期計画のFSも9月末には終わるだろう。ファイナンスプランなども具体的に進んでいる」と述べた。 中国などアジアや中東地域に今後相次いで石化コンプレックスが立ち上がることについては「中国は需要の伸びも大きいので、需給バランスがどうなっていくかはよく分からない。ただそういった数量的なことより、原料のほうが大事だ。その点でラービグは最高の競争力を持っており不安はない。むしろ有利な点がこれから出てくるのではないか」と、強い自信をみせた。 住友化学のエチレン生産能力は、千葉、シンガポール、サウジを合わせて年産約300万トン。「3工場ともそれぞれ効率のよい最適生産体制を構築してきた。千葉はマザー工場として製品の70-80%をすでに高付加価値化している」と強調した。 経営ビジョンは次の3点。 (1) グローバルカンパニーとしての経営基盤、事業規模のさらなる強化、拡大 (2) エネルギー・食糧問題の解決など、グローバル社会の持続的な発展に貢献 (3) 企業価値の継続的な拡大 【2012年度の業績(連結)目標】単位:億円 ( )09年度見込み ◇売上高 24,000(16,200) ◇営業利益 1,900(350) ◇経常利益 2,200(200) ◇純利益 1,400(100) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1266896827.pdf |