住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2010年09月22日
住友化学、アフリカに「マラリア防虫蚊帳」40万張り寄付
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学
「オリセット・ネット」を喜こぶ子どもたち

住友化学は22日、アフリカの「ミレニアム・ビレッジ」に指定された約80の村に対して、マラリア予防用の蚊帳「オリセット・ネット」を、40万張り(200万ドル以上に相当)寄付すると発表した。コロンビア大学や国連開発計画(UNDP)などが推進している「ミレニアム・ビレッジプロジェクト」に協力する。2006年の33万張りに続く寄付となる。

現在、世界では、年間約2.5億人がマラリアに感染し、約100万人が命を落としている。その9割はアフリカで発生し、なかでも5歳以下の子供が多く犠牲となっている。

「オリセット・ネット」は耐久性に優れ、防虫効果が5年以上持続する防虫剤が練り込んであるのが特徴。マラリア蚊から経済的、効果的に身を守ることができるとして、世界保健機関(WHO)なども使用を推奨している。

生産能力も増加し、現在はタンザニアで2,900万張り、ベトナムで1,900万張り、中国で1,200万張りと、合わせて6,000万張りに拡大している。タンザニアでは約7,000人の現地雇用を創出するなど、地域経済の活性化にも貢献している。

なお、「ミレニアム・ビレッジプロジェクト」とは、貧困地域が自立的に発展していくために必要な基盤をつくっていくための取組みのことで、「ミレニアム・ビレッジ」に指定されたアフリカ10カ国の約80の村で、食糧生産、感染症対策、飲料水や電力の確保など総合的な支援活動を行っている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1285133716.pdf





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