2011年08月19日
クラレ子会社、歩道などの雨水を誘導する「導水パイプ」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレプラスチックス

クラレプラスチックス(本社:大阪市、佐々木讓社長)は19日、歩道橋や屋上などに降った雨水の排水を促す排水促進導水パイプ「クラドリップ」(商品名)を開発したと発表した。8月25日から発売開始する。

ポリエステル・ファイバー(細い糸)と同モノフィラメント(太い糸)を網組した独自のハイブリッド構造で、細かい砂や土、モルタルやコンクリートは通さず、雨水などの浸透水だけを排水する効果がある。

(1)インターロッキングなどのブロック系舗装が施された歩道や、橋・歩道橋、屋上緑化などの防水層上の砂・土層に設置することで、水はけの悪さによる破損を防ぐ。
(2)モルタルやコンクリートの雨水滞留による劣化などを予防保全するーなどの特徴がある。

また、毛細管現象を応用して高い浸透性を実現したほか、経糸のない独自構造のため、柔軟性に優れ、施工しやすいとしている。

初年度1億円、 3年後には3億円の売上をめざす。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1313721480.pdf