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2000年12月21日 |
来年上期のエチレン必要量、前年の98.3% |
通産省が石油化学製品の需要見通しを作成 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
通産省は21日、石油化学製品需要動向研究会の討議を踏まえてまとめた石油化学製品の今年下期(7~12月)の需要実績見込みと来年上期(1~6月)の需要見通しを発表した。 それによると、今年下期のエチレンの需要実績見込み(必要量)は、内需こそ前年同期をわずかながら上回った(0.5%増)ものの、ポリオレフィンなど主要誘導品の輸出の減少が響いてトータルでは前年同期を1.7%下回ったとの見方が取られている。年合計の生産量も前年を若干割り込んだと見られる。 ポリオレフィンの場合も、内需は好調で前年同期を2.7~3.9%の幅で上回ったものの、輸出はいずれも大幅に縮小したと見られている。輸出の減少はインド、台湾、シンガポール、サウジアラビア等で大型席かプラントの新増設工事があいついでスタートしたのをにらんでアジア各国のユーザーが買い控えに入ったことによるところが大きいと分析されている。 一方、来年上期のエチレンの需要見通しも、内需は若干増える(0.8%増)ものの誘導品の輸出が引き続き縮小のためトータルでは3.4%減になるとの結論になっている。輸出の減少予想は中東とアジアの新増設プラントの稼動によるもの。 LDPEの総需要量は前年同期並み、PPは微増、HDPEはわずかながらもマイナスと予想されている。 http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/miti/f200111>2001年上期エチレン、ポリオレフィン需要見通し(表) ※Eメール会員の皆様がご覧いただけます。 |