住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2000年12月12日
SKオキシケミカル、明日からSM第2系列を約1カ月休止
輸出採算悪化で実質減産/アジア市況は600ドル割れ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 韓国のSKオキシケミカルは、輸出採算が悪化しているSM(スチレンモノマー)について、明日13日から蔚山に有している年産30万トンの第2系列を休止する。
 SMのアジア市況は、9月のトン当たり800ドル台から下落し始め、10月上旬に700ドル台、下旬600ドル台となり、11月には500ドル台後半に落ち込んだ。12月に入りやや持ち直したかに見られたが、現在は560~600ドルと厳しい状況が続いている。
 アジア最大のSM輸出国である韓国のメーカーも、このような市況下落の影響を受け、特に輸出採算が悪化していたが、今回SKは設備を休止することで実質的に減産に踏み切ったもの。現在の所停止期間は1カ月程度の予定で、来年の旧正月直前に再稼動する見通し。同社では、今後他のメーカーも減産を検討することになると見ている。
 なお同社は、蔚山にSM年産30万トン/PO(プロピレンオキサイド)同15万トンの第1系列と、SMのみを生産する第2系列を有しているが、今回設備を休止するのは第2系列。





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