2013年12月13日
三菱化学のエチレン再構築進展、水島統合2月発表
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学

三菱化学の石塚博昭社長は12日の事業説明会で、石化部門の再構築計画について進捗状況を説明した。
この中で、安定的な収益構造を構築するため(1)基幹事業の強化(2)誘導品の高度化・生産最適化ーを中心に着実に推進していると、ロードマップで説明した。

基幹事業の強化策では、鹿島と水島コンビナートのクラッカー再編が柱となる。
鹿島では14年7月には1基体制を確立し、フル稼働化する。それまでに現2号機を増強し年産能力55万トンとする。
現行能力は1、2号機合わせて88万トンで、誘導品では塩ビ樹脂、スチレンモノマー、カプロラクタムなどの事業から撤退したのに続き、ポリオレフィンのメタロセン触媒による高機能化を急ぐことにしている。だが全体的に見てエチレン55万トンでは能力不足となる公算が大きい。この場合は外部調達する。

水島地区では旭化成ケミカルズと西日本エチレン(事業組合)を通じてエチレンプラントの統合に向けた詳細検討を行ってきたが、来年2月には正式決定する運びとなった。16年春スタートの予定だ。

誘導品事業では14年4月に川崎(日本ポリエチレン)のHD2系プラントとPP(日本ポリプロ)3系プラントを停止し、系列再編と高機能化により競争力強化を図る。

石化事業をポートフォリオの「変動事業」から「安定事業」に転換することで中計目標達成をめざす。

既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/34435