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2015年04月10日 |
日本の「バイオプラ度計算方法」国際規格ISOに |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:なし |
産業技術総合研究所は10日、日本バイオプラスチック協会(JBPA)との共同研究した「バイオマスプラスチック度の計算方法」が国際規格ISOシリーズに採用されたと発表した。経済産業省の支援を受け、日本プラスチック工業連盟を通じて国際標準化機構(ISO)に提案し、このほど国際規格ISO16620シリーズとして発行された。 今回発行されたISO規格の番号をバイオプラスチック製品に明示することで、世界市場に通用するバイオベース度の指標になる。また、バイオマスプラスチック製品にバイオマス原料やバイオマスプラスチックがどの程度使用されているのかを規格化された計算法で明示できるため、バイオプラスチック製品の信頼性向上が期待される。 産総研とJBPAでは、プラスチック製品中のバイオマスプラスチック、天然高分子、バイオベース化成品の質量割合の計算方法の規格もISO16620シリーズのパート4として提案・国際審議中であり、これらのバイオベース度の使用方法としての表示・報告方法のISO国際規格化もパート5として進めている。また、日本企業がこれらの国際規格を使いやすくするために、英文で記載されたISO国際規格を日本語訳した日本工業規格(JIS)の制定も行う予定である。 |