2017年02月21日
三井化学、インドにポリウレタン システム会社設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学 SKC ポリウレタン

三井化学のポリウレタン事業会社、三井化学SKCポリウレタン(MCNS)は21日、インド南部のアンドラ・プラデシュ州(Andhra Pradesh)に、ポリウレタンシステム製品の製造・販売会社「MCNSポリウレタンズ・インド」を設立すると発表した。資本金730万米ドル(約8億円)で同社100%出資。年産13,000トン能力のポリウレタンシステム製品生産工場を建設し、システムハウスとして展開する。2017年3月に着工し12月完成、18年3月から営業運転開始の予定。

インドは人口13億人、GDP世界第7位の経済大国。最近は自動車を年間400万台、冷蔵庫同900万台を生産するなど経済成長がさらに著しい。ポリウレタンの需要も拡大が続くと見込まれるところから、現地進出を決めた。

システムハウスとは、ポリオールなどのポリウレタンフォーム原料を顧客ニーズに合わせて調整しながら供給する、きめ細かいサービスの製造・販売拠点のこと。MCNSは2015年、三井化学と韓国SKCがポリウレタン事業を統合して設立した折半出資合弁会社。ポリオール年産28万トン、MDI同25万トン、TDI同12万トンなどの生産設備を有し、米国、メキシコ、中国など世界10拠点となるシステムハウスを軸にグローバル展開中だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1487654383.pdf


インド新工場完成予想図