2020年08月05日
三井化学、名大と再使用可能なプラ製3Dマスク開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は5日、名古屋大学大学院の堀克敏教授(工学研究科)、名古屋大学発ベンチャーのフレンドマイクローブ社(本社:名古屋市千種区、西田克彦社長)と3者共同で、3Dプリンターを活用した再使用可能な新規マスク 「θ(シータ)」 を開発したと発表した。

「θ(シータ)」は、再使用する「マスク本体」と、使い捨ての「フィルター」からなり、三井化学はフィルター用の交換用不織布を提供する。マスク本来の性能を維持しながら、使い捨てになる不織布使用量を従来品の1/10 に削減することに成功した。

■新規マスクの特徴
(1)マスク本体は再使用可能な樹脂製であり、洗浄など衛生管理が簡易
(2)本体が樹脂製のため、使い捨てになる不織布使用量 を従来の1/10 に削減
(3)3次元設計により、皮膚への接触面積が少なく、装着時の蒸れや化粧転写が少ない
(4)樹脂の着色により、カラーバリエーションを揃え、ファッション性に優れる
(5)着脱部位の構造に工夫し簡単に首から下げられ、一時的な脱着時の衛生面も確保できる


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1596601349.pdf