2020年09月14日
「大学発新産業創出プログラム」に3大学決る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:科学技術振興機構

JST(科学技術振興機構)は14日、2020年度の大学発新産業創出プログラム「社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型」として、応募のあった中から神戸大学、筑波大学、早稲田大学3校の採択を決めたと発表した。


◇神戸大学(共同実施:大阪工業大学)
・本事業の目的は、神戸大学および大阪工業大学において、5年後までに外部資金の間接経費や寄附金を原資とする継続的なGAPファンドやシード投資ファンドを運営・発展させ、継続的な起業活動支援を可能にすることである。神戸大学と大阪工業大学に所属する研究者の技術シーズに基づく起業活動支援を通じて技術シーズやビジネスモデルのブラッシュアップを行うとともに、「大学発新産業創出プログラム(STRAT)」の申請やベンチャーキャピタル(VC)へ橋渡しする。

◇筑波大学
・筑波大学はつくばスタートアップ・エコシステム・コンソーシアムのメンバーで、つくば地区の国立研究開発法人とも連携しながら、アントレプレナーシップ教育からベンチャー起業支援までの一貫した「大学発ベンチャー創出支援」を推進している。この知見・体制を活用し本事業の起業支援プログラムでは、本学教員などが有する起業シーズを開発研究段階から事業化段階へステップアップするための活動を、学外のプロフェッショナルのメンターと学内の起業支援人材がペアになりハンズオン型で支援する。それにり、起業成功確率を上げると同時に、学内でのメンターの育成も推進する。

◇早稲田大学
・知財創出、ベンチャー起業・アクセラレーション、産官学連携、高付加価値製品創出、人材育成をスパイラルアップし社会への貢献を目指す早稲田オープンイノベーション・エコシステムを、本事業を駆動力として推進する。
経営・財務・法律など起業に必要なチーム構築支援を、本学ビジネススクールおよび成功企業を創立した経験豊かな校友、提携VCからのアドバイスも得ながら進め、質の高い活動支援プログラムの提供を目指す。また、育成企業の世界市場への進出も視野に、米国のファンドおよびアクセラレータとも連携し、世界レベルの質を備えたベンチャー支援プログラムの確立を目指す。