2021年08月30日
理研、「ミドリムシ」利用拡大へプロジェクト
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

 理化学研究所とバイオベンチャーのユーグレナ(本社:東京都港区、出雲充社長)は30日、水中微生物ミドリムシの有用性に着目し、食品や燃料としての利用を拡大していこうと、全国中高生を対象に「みんなのミドリムシプロジェクト」を立ち上げたと発表した。湖沼の水の採取に協力してもらう計画。

 ミドリムシは植物のように光合成を行って栄養分を体内に溜め、動物のように細胞を変形させて動く、つまり植物と動物の両方の性質を持った微細藻類として知られるる、バイオ燃料や健康食品などに利用も進んでいる。
 
 食品とした場合はビタミンやミネラルなどの栄養が豊富なため、大量培養できれば、世界の食料問題解決に寄与できる。バイオ燃料の原料としても期待が大きい。
 
 「みんなのミドリムシプロジェクト」のチームリーダーにはユーグレナの鈴木健吾取締役、副リーダーには理研研究室の持田憲一氏が就いた。
 
 今後、遺伝子の改変による「スーパーミドリムシ」の開発を中心に研究を進めていく方針だ。
 
 
ニュースリリース参照
https://tech.euglab.jp/projects/minmido/?_ga=2.4158643.285227823.1626052775