2022年10月11日
デンカ、九州子会社がPE排水管の能力を増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:デンカ

 デンカは11日、100%子会社の九州プラスチック工業( 熊本県玉名市、伏井康人社長 )がポリエチレン製排水管「トヨドレン」の供給能力を増強すると発表した。約 23億円を投じて、同市内に新たな用地を取得し、設備の新増設を行う。

 ポリエチレン製排水管は、各種インフラ整備に伴う地下水の集排水用としてこのところ需要が伸長している。水田の大区画化・汎用化整備や、河川の緊急治水対策、国土強靭化および防災・減災対策など、社会資本整備に資する製品としてさらに拡大が見込まれている。

 「トヨドレン」は 1967年の販売開始と歴史が古く、国内でトップとなる 3 割以上のシェアを獲得している。製造拠点は九州プラスチック工業のほか、千葉工場(千葉県市原市)と美唄分工場(北海道美唄市)を合わせた 3 カ所となっている。
 
 今回の九州プラスチック工業の増設により、同工場の生産能力は現行比約 6 割拡大する。在庫能力は 2倍以上増えることになり、供給体制はさらに安定化する。

ポリエチレン製排水管「トヨドレン」生産能力を増強
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1665461214.pdf