2022年10月18日

三井化、シンガポールで廃プラ由来ポリエチ生産開始

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：三井化学

三井化学は18日、シンガポールでシェル（ Shell Eastern Petroleum Pte.）と廃プラスチック由来のエチレン調達で基本契約を締結したと発表した。これを受けて、グループ会社のプライムポリマー（本社：東京都港区、藤本健介社長）の現地子会社であるPrime Evolue Singapore Pte. Ltd.（本社：シンガポール、青木淳一郎社長）で、廃プラ由来のケミカルリサイクルポリエチレンの生産を開始する。 　シェルの廃プラ由来エチレンは、バイオマスやリサイクル原材料を認証する、国際的なISCC PLUS 認証（International Sustainability and Carbon Certification）を取得済み。 　このため現地で生産するリサイクルポリエチレンは、ISCC PLUS 認証に基づく信頼性のあるマスバランス方式により、既存のポリエチレンと同じ物性のポリエチレンとして展開が可能となる。 　Prime Evolue Singapore は、同社が製造・販売する「エボリュー」に、廃プラ由来サーキュラーポリエチレンをラインナップに加えて、供給していく方針だ。 ＜用語の解説＞ ◆マスバランス方式　：製品を原料から加工し流通させるプロセスにおいて、ある特性を持った原料とそうでない原料が混合される場合に、特性を持った原料の投入量に応じて、生産する製品の一部にその特性を割り当てる手法をいう。環境に配慮した原料の使用を増やすことができる特長がある。 廃プラ由来のケミカルリサイクルポリエチレン生産開始へ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1666066489.pdf Mitsui Chemicals Group to Produce Chemically Recycled Polyethylene Derived From ・・・　　 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1666066489.pdf